アームの付いたトラック
アームロール車とは、一般名称を脱着装置付コンテナ専用車と言い、コンテナを荷台に乗せたり、降ろしたりできるアームを備えたトラックのことです。ちなみに、アームロール車は商品名です。
アームロール車は、主に工事現場、建築現場、工場などで出る産業廃棄物を処理場などに運ぶのに使われます。荷、つまりコンテナの積み下ろしは機械であるアームが行うので、ほとんど力仕事はありませんが、コンテナにシートをかぶせる作業などはドライバーが行います。
アーム操作は運転席からリモコンで行います。アームロール車を使うには、クルマ自体の車両総重量によって中型か大型の運転免許が必要になります。
アームを自在に操る
ドライバーの求人の中には、アームロール車のドライバーに関するものもあります。前述したようにアームロール車の運転には中型か大型の運転免許以外には特別な資格は必要なく、また操作もそれほど難しくはありません。勤務時間もそれほど長くはなりません。
ただ、コンテナは後ろから積み下ろしするので、コンテナが置いてあるところまでバックでトラックを付けます。アームでコンテナをひっかけやすい、ちょうどいい位置にうまくトラックを止めるには、ちょっとした経験も必要のようです。もちろん、コンテナを降ろすときも、そこに人や物がないか、十分確認しないといけません。
なんにせよ、アームで器用にコンテナの積み下ろしをする姿はSFチックでなかなかカッコよく、男の子心をくすぐりますよ。