デメリット多し
トラックドライバーについて検索すると、時折、トラックドライバーという仕事はデメリットが多いので、職業として選択しないほうが良いという意味の記事に出くわすことがある。
人が自分の選択基準においてどんな仕事を選ぼうが自由なわけで、余計なおせっかいをする人がいるもんだと思ってしまうが、世の中には誰かに背中を押してもらったり、袖を引っ張って止めてもらいたいという人もいるから、そういった記事も誰かの役に立っているのかもしれない。
それに、やはりトラックドライバーの仕事がどんなものなのかということは一般にはあまり知られていないから、デメリットをあらかじめ知っておくのもトラックドライバー志望者には必要だろう。あらかじめ知っておけば、覚悟もできる。
賢い人多し
とは言え、世の中の多くの賢い人は、ほとんどの職業にデメリットがあることを分かっている。世の中に「楽して儲かる職業なんてない」なんて言わないが、楽かどうか、苦しいかどうかの受け取り方が人によって違うことも分かっているだろう。
そんなわけで、あえて「トラックドライバーという仕事は過酷」だなんて言いふらす必要は、やはりあまりないはずだ。それでも、そういう記事があるのは、もしかしたらトラックドライバーたちの陰謀かもしれない。
トラックドライバーという仕事にはデメリットもあるが、当然メリットもある。もしかしたら現役のトラックドライバーたちはデメリットよりメリットのほうが多いと感じていて、それを公にしたくないのではないだろうか。メリットが多いおいしい仕事だということを秘密にしておき、優越感に浸りたい、とか。
そんな恐ろしい疑惑が頭に浮かんでしようがない今日この頃。