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トラックドライバー 物流業界

男と女とトラックと

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男の子なら

今は動画サイトでいろいろな動画を見ることができます。
最近はほとんど再放送もしなくなった、古い昭和のドラマなんかも見ることができます。昭和50年代のドラマなんか見ていて驚くのは、登場人物の多くがタバコを吸いまくっていることです。今はほとんど見なくなった光景です。実社会では、今も喫煙習慣がなくなったわけではないのですが、ドラマの中ではほとんど見掛けなくなりました。ドラマ作りではリアリティはあまり重視されていないようです。
もう1つ驚くのは、男女の役割の押し付けが歴然と発言されていることです。子ども向け番組でも「男の子だったら泣くな」とか「男の子なら強くなれ」「女のくせに強情を張るな」「女の子はおとなしくしてろ」などと言われてしまっています。
なるほど、さすがに今の時代に再放送は無理かもしれません。

女性だから

トラックドライバーはここのところ人手不足が続いていて、これまで男性が多かったこの業界に女性をどんどん採用していこうという動きが始まっています。
とは言え、それで飛躍的に女性ドライバーが増えたかというと決してそんなことはなく、それにその少ない女性ドライバーもいわゆる「男社会」働きにくさを多少感じているようです。
一番困るのは「女性用トイレが少ないこと」だそうです。一説によると、男性も勤務中のトイレ探しは結構苦労するようなので、業界全体のお困りポイントかもしれません。
また、女性ドライバーはまだまだ「女性ドライバーだからと軽視されたりする」のだそうです。
「女性にはドライバーの仕事は向いていない」という思い込みが男性ドライバーたちにあるのかもしれません。昭和のテレビドラマの影響でしょうか。

危険にさらされる

現実社会では、「女性はこうだ」という決めつけ、役割の押し付けがまだ残っているわけです。
そもそも、他者を個別に判断しないで大枠でとらえ、全体の特性を決めつけてしまうのは、そうやって他者を素早く判断し、攻撃するか逃げるか、とっさに判断するための本能的な反応です。個別に判断していては判断が遅れ、そのために危険にさらされるとヤバイからです。
しかし、現代社会では「とっさの判断」の必要性が薄くなり、とっさに判断しなくても良いようになってきました。それなのに、多くの人がいまだに「とっさの判断」で本能的に個人が属している属性で個人まで判断してしまうのです。
現代社会では、他者を個別に判断しないとバッシングを受けるといった危険にさらされることに、そろそろ気付かなければいけないのかもしれません。

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