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物流業界

未来と現実のはざまで

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ため息

モーターショーと言えば、各自動車メーカーが選りすぐりの新しい車、新しい技術、新しいシステムをお披露目し、マスコミやファンに注目されるイベントだ。
このモーターショーの中で、トラックなどをメインにしたものもあって、ドイツなんかで開催されているらしい。普通自動車を中心としたモーターショーもそうだけど、その記事なんかを見ると、いわゆる「未来の車」みたいなデザインの車が並んでいて、思わず「こんな車に庶民が乗れるようになるのはどれだけ先の未来なんだろう?」と、ため息が出たりする。
トラックのモーターショーも同様で、ほとんどSF映画に登場しそうな「未来的デザインのトラック」の写真を見つける。現実社会で街中を走るトラックとの違いに、やはりため息が出る。

喫緊

もちろん「新しい」のはデザインだけではない。機能も驚くほど進化している。
トラックに限らず、自動車業界が目指すのは「安全」と、特に今はその「安全」のための「自動運転」だ。疲れがたまれば体調の変化がある「人」の運転を補助、あるいはそれに成り代わるAIが車を運転するわけだ。AIオンチからすると、そのAIの不調なんかも気になるのだけど。
とにかく、世界的に人材不足が深刻化するトラックドライバーにとって、自動運転の実現は喫緊の課題だ。喫緊と言うからには「未来だなあ」なんて悠長なことは言っていられないはず。しかし、モーターショーに出展されている未来的なトラックが街中を走る姿をなかなか想像しにくく、自動運転トラックが現実になる前に、スーパーやコンビニに商品が並ばない現実が訪れるような気がしないでもないように感じつつあったり、なかったりする。

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