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トラックドライバー

トラック運転手がためがちなストレス

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一般的なストレス

トラック運転手には人間関係によるストレスが少ないと言われています。
仕事の大半はトラックを運転することで、しかも運転中は基本的に1人で過ごすので、他人を気にしたり、他人から話しかけられることもほとんどなく「人間関係によるストレス」に関しては、あまりないと言えるのでしょう。
一方、一般的なサラリーパーソンの職場でのストレスの大半が、この「人間関係によるストレス」かもしれないと考えると、トラック運転手は何とも恵まれた職場環境で仕事をしているのでせう!と感嘆せずにはいられません。
とは言え、どんな人間にもストレスがないわけがないのです。どれだけストレスを自覚するかには個人差がありますので、世の中には「ストレスがない」と言い切れる人もいるのですが。
極論を言うと、上司と部下の板挟みになり、取り引き先の担当者からもうるさく細かい注文を言われる人も、本人の気持ち次第で「ストレスがない」なんて言えてしまうのです。
そういう人はよほど神経が太いのかもしれません。中には「そんな人になりたい!」と拳を握ってワナワナとうち震える人もいるかもしれませんが、そういう人は周囲からは「KYなヤツ」なんて思われてもいるでしょう。そしてそう思われることに関してもなんとも感じていません。

いろいろなことでストレス

話がいろいろ逸れましたが、人間関係によるストレスの少ないトラック運転手にもストレスはあります。
トラック運転手の仕事は荷を届ける時間が厳しく設定されていることが多いですから「時間に間に合わせなきゃ」というプレッシャーをストレスに感じる人もいるでしょう。
時間と言えば、特に長距離トラックの運転手は拘束時間がすさまじく長いので、その長い拘束時間をストレスに感じるかもしれません。その分、長距離の仕事は長距離じゃない仕事より報酬は高いので、報酬を受け取ると、ウソのようにストレスが消えていくとか、消えないとか。
拘束時間の長いトラック運転手はそれだけ長い時間、トラックを運転することにもなります。当然、交通事故を避ける、荷の安全を守るといったプレッシャーにさらされ続けることになり、これがストレスになったりもします。
そのプレッシャーが直接ストレスにならなくても、プレッシャーによって精神的な疲労がたまり、その疲労がストレスとなることもあります。
そんなときに渋滞にでも出くわしてごらんなさい、あなた。時間に間に合わせなきゃいけないという焦りがストレスになり、イライラしまくることにもなります。
また、長時間運転席でハンドルを握った姿勢でいることにより、血行が悪くなって腰痛、肩こりにもなります。疲労とともに痛みを感じ、これまたストレスになりかねません。

ストレスの結果

ストレスをアレコレ考えるとキリがありません。そしてストレスをためすぎると、危険運転あおり運転ネットへの誹謗中傷の書き込みなどの衝動が生まれ、ロクでもないことをやらかす危険があります。
とかく衝動に従って行動しても後悔することが多いものです。衝動というのは、本当にそのときだけの感情であり、そのときだけなので「本当の自分」ではないことが多いわけです。だから後悔するのですが。
ストレスを「気にしない」余裕があると良いのですが、ストレスで心の余裕がなくなるのでそうもいきません。そしてストレスがたまり始めるとストレスまみれになります。ご注意を。
要するに、周囲の車をビビらせたくなったり、芸能人や有名人をいたぶりたくなったら、それはストレスがたまり過ぎているからだと自覚しましょう。
そう自覚できたら「この気持ちは本物じゃない」と自分に言い聞かせ、そうした気持ちの高ぶりに流されないことが肝心です。さもないと、攻撃したい相手ではなく、自分の人生を狂わせてしまうことにもなります。

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