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トラックドライバー

トラック運転手の板挟み

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車間距離

トラック運転手の仕事は時間通りに荷を安全に運ぶことです。
荷の安全を確保するために、ブレーキやアクセル、ハンドルなどの急な操作はしません。急ブレーキを避けるため、車間距離もたっぷり取ります。車線変更もこまめには行いません。
前の車と車間距離を十分に取るため、ここに一般の自動車などが割り込んでくることも珍しくはありません。安全を考えて車間距離を十分取っているので、そこに割り込まれるとドキッとします。焦ります。
焦ると、冷静な判断が吹っ飛び、思わず急なブレーキ、急なハンドル操作などをしてしまう危険が出てきます。危ないです。
確かに車間距離を詰めたくなる人の気持ちも分からないでもないです。車は人間が歩いたり走ったりする以上のスピードを出せるので、できれば自由にスピードを出したいと思います。車間距離もできるだけ詰め、とっとと車を前へ進ませたいでしょう。それはトラック運転手も同じです。

交通事故撲滅

トラック運転手の運転と、一般の車の運転手の運転は違います。「交通事故を起こしたくない気持ち」は同じだとしても、トラック運転手はそれに加えて「荷を安全に運ぶ」ことも考えます。それだけ、一層ていねいで慎重な運転になります。
しかし、一般の運転手は違う運転をしています。
運転に対する思いがそれぞれ違う、たくさんの運転手が同じ道路を走るので、お互いの立場への理解不足からトラブルも起こります。トラブルは交通事故につながります。
トラック運転手は、荷を安全に運びたい気持ちと、他の車の流れに合わせたい気持ちの板挟みになってしまうのです。
ですから、ここは1つ、一般の運転手もトラック運転手同様、荷を載せている気持ちになって、普通よりもていねいで慎重な運転をしてはどうでしょう。「どうして俺たちがトラック運転手の気持ちに合わせなきゃいけないんだ」と、反発する人もいるかもしれません。しかし、あらゆる運転手がトラック運転手並みにていねいで慎重な運転を心掛けたほうが、交通事故は減るのではないでしょうか。

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