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トラックドライバー 物流業界

貴族の仕事

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必ず故障する

トラックの自動運転システムの開発が進んでいるという。
それができれば、トラック運転手の仕事もずいぶんになるだろう。機械、システムは「必ず」故障もするから、自動運転システムが完全な形でリリースされたとしても、無人トラックが街を走るとは考えにくい。ということは、一応トラック運転手がトラックに乗りつつ、けど、ずっと運転する必要はないわけで、要所要所でハンドルを握ることになる。何なら走行中に寝ることもできる。こりゃ実に楽な仕事だ。
人間は世の中をいろいろ便利にしてきた。今や営業マンも、かさばって重いパンフレットや資料の束を抱えて奔走する必要はなく、すべてタブレットにデータとして収まっていて、見せるべきところでタブレットの画面を見せればいいだけだ。先方がデータをほしいと言えば、メールすればいい。
製造現場でも専用の機械やロボットが導入され、人間はだいぶ楽をできるようになった。ようやくトラック運転手が楽をする番が回ってきたということだ。

特権階級に

そんな未来では、荷の積み下ろしも完全に自動化が実現しているだろう。トラック運転手の仕事はますます楽になる。もはや「優雅」と言ってもいいかもしれない。
それでも、イザというとき、つまりシステムがトラブったときなどは、自分でハンドルを握る。だから、大型運転免許は必要だ。
もちろん、大型運転免許の取得がいきなり簡単になったりはしないので、その大型運転免許を持つトラック運転手はもはや「特権階級」のようなものだ。ここのところなり手が減っているというから、今でもトラック運転手の存在は希少価値かもしれず、未来では存在価値はもっと高くなる。
とは言え、もともとトラック運転手は真面目で責任感が強い人が多いので、そんな特権階級のような存在になったからと言って、むやみと傲慢になる人もいないだろうと期待したい。

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