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タクシー運転手 体験談

ツイてた私

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工夫と努力

私はタクシードライバーをしています。
私がタクシードライバーになったのは3年ほど前です。なりたてのころ、私にタクシードライバーの仕事について教えてくれた、営業所トップの成績を誇るベテランドライバーは「タクシードライバーにツキは関係ない。売り上げを伸ばすには工夫と努力の積み重ねあるのみだ」と、いつも言っていました。
確かにその通りで、ただ漫然とタクシーを運転していてもなかなかお客さんを見つけることはできません。繁華街など、タクシーを利用したい人がいるところを走れば、お客さんを見つける確率も上がります。ただ、そういう場所は他のタクシーも狙っているので、ある程度の収入を得ることはできますが、ある程度以上には伸びません。
ツイていてうまくお客さんを乗せられるときもあれば、ツイてなくて目の前でお客さんを持っていかれるときもありますから、やはりツキは当てになりません。
そのため、より多く収入を上げようと思うと、自分なりの努力で、タクシーに乗る人はいてもタクシーがあまり集まらない場所を探さなくてはいけません。

間違っていた教え

そんなわけで、私は師匠の教えを守り、自分なりの「穴場」を探して四苦八苦。その甲斐あって、今では「営業所トップ」とまではいきませんが、「トップ集団の1人」くらいの成績を維持しています。
最近、出勤したとき、師匠からその売り上げ成績をほめられました。私は思わず謙遜して「これも教えをしっかり守ってきたからです。あの教えのあったおかげです」と言ったら「いや、君が頑張った成果だよ」と言ってくれました。やはりうれしかったです。
私は地道に教えを守ってきただけです。ただ、師匠の教えにも1つだけ、間違っていたことがあると、最近気付きました。
師匠は「タクシードライバーにツキは関係ない」と言いましたが、そんなことはありません。私はツイていました。この会社に入社し、師匠に出会えた幸運があったから、今の私があるのですから。

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