ドライバーのための転職情報コラム

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トラックドライバー

運転するだけという仕事はない

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向き不向き

トラックドライバーはここのところ人手不足が続いている。その理由として、トラックドライバーの仕事の過酷さを挙げる人がいる。
トラックドライバーの仕事は、言ってみれば他の仕事とそれほど大きな違いはないと思う。そりゃ、総務部や人事部の事務仕事と、トラックでいろいろな荷を運ぶ仕事とでは、やるべき作業は全然違う
しかし、難しいところもあれば楽なところもあるし、大変なところもあれば気楽なところもあるという面では同じ。ただ、どの仕事に向いているかという「向き不向き」はある。自分に向かない仕事に就いてしまうと、その大変さ、過酷さばかりが重くのしかかってくる。
よく、トラック運送業界はブラックな会社が多いだなんて言う人もいるが、これもどの業界にも当てはまるのじゃないだろうか。どの業界だって、ブラックな会社はあるだろうし、ホワイトな会社だってある。
トラックドライバーは、トラックの運転だけしてればいい、誰でもできる仕事だなんて言う人もいる。これも、ある意味では正解だし、ある意味では誤解だ。

ひとクセふたクセ

トラックドライバーの仕事に就く場合、弁護士や医師のような、ハイレベルな国家資格は必要ない。中型トラックの運転なら中型運転免許、大型トラックの運転なら大型運転免許、トラクタートラックの運転ならそれに加えてけん引免許、運ぶのがガソリンだの危険物の場合、さらに危険物取扱者の資格は必要だが、弁護士や医師に比べたら確かにトラックドライバーは「誰でもなれる職業」かもしれない。
ただ、トラックドライバーは「ただトラックを運転してりゃいい」というものでもない。確かにトラックの運転が仕事の大半ではあるが、それが仕事のすべてではない
私は山間部の地方都市で、そこの地場産業の製品の集配を行っている。地場産業だけに、訪れる先の店主や業者には古くからの職人気質な人も多く、それぞれひとクセもふたクセもある。
もちろん、そうした「お得意先」とは深い付き合いをするわけではないが、短い時間の接触でも不快感を与えないように各人のクセを知って対応しなければいけない。しかも、そんな得意先を1日に30軒以上回る。
それぞれのクセを覚え、それぞれにきちんとした対応ができる、臨機応変さを身につけないとできない仕事だ。
それができるようになるには「慣れ」も必要だが、慣れるまで続けるには相性がやはり重要だろう。

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