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トラックドライバー 体験談

トラック運転手の理解されにくい事情

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事故は避けたい本心

トラック運転手は、乗っているトラックが大きければ大きいほど、気も大きくなりがち。
普通の自動車でも、ハンドルを握ると人格が変わっちゃう人は少なくないので、トラック運転手のそんな気持ちも分かってほしい。
とは言え、もちろん我々トラック運転手は、運転が乱暴になったり、態度が横柄になったりしないように自戒しているつもり。それは社交儀礼で言っているのではなく、乱暴な運転が事故につながれば、自分たちの生活にも関わる重大事項だから。そうなって仕事ができなくなったり、弁償などの責任を負ったりしたらとんだことだ。
それに、どうやらトラック運転手ってのは、世間から冷たい目で見られがちだ。
トラックの荷の依頼主、いわゆる荷主は、荷の到着に関しては時間厳守。これは当然だ。だが、遅く到着することだけではなく、早めに着いちゃうことも厳禁。運転手にとってはこれはかなり理不尽。

仕方なく

運転手が想定していたより道路状況がよく、早めに届け先に着いても、納品時間が来るまで待機していなければならない。そのためにトラック運転手の拘束時間はやたらと長くなってしまう。
また、日本の社会はそんなトラック運転手にちっとも優しくない。つまり、待つ場所がなかなかないのだ。政府は、トラック専用の待機場所をどんどん造るべき。もしくは早い到着でも荷主が荷を受け取るよう法律をつくってほしい。
とにかく、停める場所が極端に少ないので、トラック運転手は仕方なく、繰り返すけど“仕方なく”届け先の近くで路上駐車する。クール便なんかの場合、冷凍装置を止めてしまわないためにエンジンもかけっぱ。これがまたひんしゅくを買う。
クール便でなくても、体調崩して事故を起こさないよう、エアコンを使うためにエンジンをかけっぱにする。
トラック運転手は、乗っているトラックが大きければ大きいほど、気も大きくなりがち。だからと言って、エンジンをかけっぱにして路駐しているのは、大きな態度のなせるわざではないのは、ちゃんと分かってほしい。本当はこちらもそんなことはしたくないのだ。

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