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タクシー運転手

空飛ぶタクシーの開発が進むニュースに思う

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「空を自由に飛びたいな」「はい、ドローン」

先日ネットニュースで「空飛ぶタクシー」の記事を見た。そして読んだ。
中国とオーストリアの企業が共同で開発したとかで、大きいドローンに人が乗っているイメージだ。
ほかにもドイツの企業が実用化を目指していたり、アメリカのなんとかいう企業が昨年2018年夏に東京で「空飛ぶタクシー」事業の説明会を開いたり、その動きはなかなかどうしてこうして。
ヘリコプターを「タクシー」的に使うという意味での「空飛ぶタクシー」じゃなくて、タクシーみたいな利便性を備えた「空飛ぶクルマ」の開発に、各国各社が取り組んでいる。
タクシーと言っても、「流し」のタクシーみたいに街中を飛んでいて歩行者に呼び止められ、歩行者を乗せる、ってわけにはいかないだろう。でも、中央駅なんかに「空飛ぶタクシー乗り場」ができ、いわゆる「付け待ち」ならアリかな。いいねえ。

飛ぶのが怖い

ま、現実的なところを考えれば予約乗車になるんだろうな。
でも、どうするんだろう。タクシー同様迎えに来てくれるんかな。それとも飛行場みたいなところに行かなきゃ乗れないんかな。しかし、それじゃあ利便性がない。
もしかして、飛行場まではいわゆる自動車のタクシーで行き、乗り換える? それも何だかなあ。
やはり、ヘリコプターじゃなくて、わざわざ大型ドローンみたいな機体を開発しているのは、街中にも静かに、手軽に離着陸できるようにってことなのだろう。それでこそ「タクシー」を名乗る必然性がある。
実用に向けての課題は、一番はやはり安全性だろう。これは陸路を行くタクシーも同じだけどね。
でも、「空飛ぶタクシー」が普及しても、いざ初めて乗ることになったら、やはりビビりまくるだろうな。それをドライバーに悟られないように、わざと大声出したり、偉そうな態度を取っちゃうかもしれない。

とどのつまり

ほかに課題と言うと、法整備。
勝手に各社が「空飛ぶタクシー」を飛ばすと、空での交通事故が起きかねない。タクシー同士の衝突もあるかもしれないし、ビルなど建物に当たったり、飛行機だのヘリコプターとぶつかるかもしれない。ルールは必要。
そして、乗車賃も問題。
機体の開発に相当資金を使っているから、陸路を行くタクシーと同程度ってわけにはいかないだろう。普通のタクシーだって貧乏人は簡単に乗れないが、「空飛ぶタクシー」なんてまさに、おハイソな人たちのお道楽で乗る乗り物になるのかな。
ここで格差社会が進むことの愚痴を言ってもしょうがないか。
なんやかんやで「空飛ぶタクシー」が普及し、利用が当たり前になっても、そのドライバーは人手不足になるのかなあ。

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