ドライバーのための転職情報コラム

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タクシー運転手 体験談

理不尽な職場からの脱出

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給料が良ければいいってもんじゃない

今年の夏までIT関連企業でエンジニアとして働いていた。給料は多かったが、納得できないことも多かった。
出社時間は朝10時だ。上司からは「10分遅刻したら給料を減らす」と言われた。それはいい。だが、10分残業してもタイムカードを書くなと言う。勤務時間を切り売りしたいなら、残業もきちんと計算に入れるべきだ。
仕事が終わって早めに帰ろうとすると白い目で見られる。ノロノロ仕事して夜遅くまで会社にいるほうがほめられる。仕事は効率的に進めたほうが良いんじゃないのか。
上司主催の飲み会も迷惑だった。それほど酒は好きじゃないし、数千円ではあるが、参加費を取られる。同僚は「これも仕事」と言うが、仕事であるなら費用は会社が持つべきだろう。
それに「飲めない」と言っているのに酒を強要されるのも我慢できなかった。

苦労はあるけれど

何よりも不思議だったのは、誰もがそんな会社の在り方に疑問を感じていないようだったこと。一度、同僚に自分の疑問をぶつけたら「これが社会というものだ」と言われてしまった。
いわゆる“慣例”ということなのだろう。一番の問題は、日本では社員と経営者の間に上下関係ができていることだ。本来、対等であるべきなのに。
古臭い“慣例”に納得いかなかったので、結局その会社を辞めた。
いくつか転職し、今はタクシー運転手をしている。変なことを言う上司もいないし、サービス残業もないし、やればやっただけ稼げる仕事だからだ。
もちろん仕事には大変なことも多い。だが、それは仕事のための苦労であって、前職のような、仕事周辺のことにわずらわされる苦労じゃない。それだけでも、タクシー運転手に転職して正解だった。

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